●常にWの残存機能を最大限生かしたダンスを心がけましょう。
●つないだ両手の輪は、あたかも二人の間に大木があるように、枠を保ちながら踊り
ましょう。
●両手をつないだまま、互いに身体を外に反らすように姿勢を保ちましょう。
●身体と首は一直線に保つように気をつけましょう。
●常にパートナーとの目線を大切にしましょう。
●上肢機能が不自由な方と踊るときには、心配りを忘れないようにしてください。
☆ 回転が困難な場合、回転回数を減らすとか、車いすの惰性を上手く利用しながら
しっかり回転ができるところまでアシストしましょう。
☆ 離れて前進や後退する場合でも、状況に応じて片手もしくは両手をつないで踊りま
しょう。
☆ 常に車いすがしっかり動く(動かす)こと、スケールの大きいダンスを目指しま
しょう。
★ 常に、ハンディキャップのあるパートナーであることを忘れないこと。
★ 自分を美しく目立たせるダンスではなく、車いすの人が、生き生きとしたダンスが
展開できるように踊ることを念頭におくこと。
★ 力ずくで引っ張り回さないこと。※車いすの横からの外力は、車いすの転倒に
つながります
★ キャンパーの効いたスポーツ用車いすの場合、回転中、自分の足先が轢かれる
ことがあります。
★ 自分のダンスの不出来を相手の機能障害に拠るような発言は、絶対に慎むこと。
★ 常に障害がある人たちの社会参加のためのボランティア精神を持ち続けること。
★ パートナーが常に、介護の達人であるとか、障害者に対する理解が十分な人とは
限らないことを認識し、必要な希望は言葉を伝え、さわやかな人間関係を保つ
ように心がける。
★ たとえ、ダンスがうまくとも、必ずしも初めから車いす操作に長けているわけでは
ないことを認識し暖かい気持ちで待つ度量を持つこと。互いに理解を深めるような
努力をしていくこと。
★ 常に幅広い社会参加を目指す積極性をもつこと。
★ ダンスをする時、必要と思われる体への固定ベルトは前もってしておくことなど、
できることは自分でし、できないことは遠慮せず頼む。