なんらかの理由により、車いすに乗って踊る方が都合のよい人と、立って踊る人がペアを組んで踊るダンス。しかし、車いす同士で踊るダンスも含まれます(デュオといいます)
たまたま社交ダンス東部支部の四本信子氏がヨーロッパでこのダンスを目にし、2週間研修を受け日本に持ち帰る。社交ダンスのネット網で普及を図る。1993年、連盟理事国に加盟
1991年秋、仲井は出張先の関東地方でこのダンスを知り、何とか広島でも・・と考えた。
連絡先を入手した翌日、突然、黒瀬趙の社交ダンスのインストラクター・鍬田氏が、車いすダンスを始めたいとして仲井が勤務する広島市心身障害者福祉センターに来館、一緒に1997年4月スタートさせる。当時レッスンは月1~2階であった。2年後、鍬田氏が事故死。4ヶ月後に控えた「まなびピア」への出演を果たすため、仲井は人集めとダンス指導に奔走。
その後、日本車いすダンス連盟を脱退し、連盟へ会費を納めることもなく、社交ダンスに限らずさまざまな創作ダンスを発表するようにした。レッスンも週3回とし、会員も増えていった。重度障がい者が多く、競技を目指さず、ダンスを志す人の気持と命を大切に、地域を中心とした活動にしていく。一方、ケニアの学生との交流を機に、国際親善訪問にも本格的に着手。2004年3月、初めてロサンゼルス市を訪問以後、毎年外国訪問を続け、2012年、第9回目はオーストラリアへ。毎回広島市長のメッセージを訪問先の市長に届けている。2013年は東日本復興支援のため、石巻市を訪問。近年は年間40回程度の活動を続ける。
・ワルツ(30)・タンゴ(33)・ウィンナーワルツ(60)・ルンバ(30)
・チャチャチャ(33)・パソドブレ(60)・サンバ(50)
(1)身体への効果
(NK細胞活性化・上半身の筋力保持、増進・表情筋
トレーニング・内臓、腹筋、呼吸筋の強化・脊柱変
形予防・内臓機能の活性化)
(2)精神面への効果
(音楽による癒し・リラクゼーション・昂揚・活力
・満足・喜び・安定・自由な走行による孤独や悲嘆
からの解放・賞賛を受ける満足・喜び・達成感
・レッスンによる忍耐力・協調性・意欲・生きがい
・仲間づくり・交流を通して喜び・積極性の向上
・社交性・社会貢献・文化交流)
(1)褥瘡予防
・常時車いす使用の人は20分以上続けない
・褥瘡用クッションを必ず使用する
・プッシュアップをときどき忘れないように行う
(2)事故防止
・横から強引な引力を加えないこと
・必要に応じ固定ベルトを使用する
・転倒防止キャスターの止め具の固定や、タイヤ装着状態、タイヤの
空気バランスの確認
・ダンス用車いすへの移動時、車いすの固定保持を忘れないこと
(特にスポーツ用車いすの場合)
(3)レッスン中のめまいの防止
(4)片まひの人の患側肩の亜脱臼防止
・予め患側上下肢を固定しておく
・踊る時、スタンディングパートナーは、患側上肢を引っ張らず保持するだけにする
(5)健常者は、車いすに足を轢かれないように気をつける(キャンバー角の大きい
車いすは要注意)
(6)レッスン場所
・車いすがのびのびとが走行できる広さが確保できること
・駐車場、洋式トイレなど必要な設備が整っていること
・極力、障害物は取り除く
(8)移動時の注意
・必要時リフト車の手配
・給水や排泄時間の確保など時間に余裕を持った計画をたてること
・公共の乗り物を利用する場合は、予め関係交通機関に連絡しておくこと